今回の風邪は恐ろしいくらいひどい。
長く続く熱、のどの痛み、声枯れ、いつまでも残る咳。
医者も言っていた。「今の風邪は咳が長引くんですよ」って。
やっと、なんとか風邪もよくなってきたと思っていたら、母にうつって
しまった。
もう、心配で心配で・・・・。
ずっと看病してた。
やっときのうあたりから、食事も部屋まで運ばずみんなと
一緒に食べられるようになったが、やはり完治まで至ってない。
年齢的なものもあるけど、復活するまで相当かかりそうな風邪である。
しかし、こんなひどい風邪をひいたのは、記憶にないくらい
遠い昔。
夏にマスクをして歩くのって暑苦しいが、用心ですぞ。
手洗い、うがいなんて家族の中で私が一番熱心にやっていたのに
うつってきたぐらいだから、完全予防はできないようだ。
この人ごみじゃぁねぇ・・・・。
湿疹の赤みはだいぶ薄れ、お風呂に入って温まるとうっすら
赤くなるけれど、治ってきた。
ご心配をおかけしました。
長く続く熱、のどの痛み、声枯れ、いつまでも残る咳。
医者も言っていた。「今の風邪は咳が長引くんですよ」って。
やっと、なんとか風邪もよくなってきたと思っていたら、母にうつって
しまった。
もう、心配で心配で・・・・。
ずっと看病してた。
やっときのうあたりから、食事も部屋まで運ばずみんなと
一緒に食べられるようになったが、やはり完治まで至ってない。
年齢的なものもあるけど、復活するまで相当かかりそうな風邪である。
しかし、こんなひどい風邪をひいたのは、記憶にないくらい
遠い昔。
夏にマスクをして歩くのって暑苦しいが、用心ですぞ。
手洗い、うがいなんて家族の中で私が一番熱心にやっていたのに
うつってきたぐらいだから、完全予防はできないようだ。
この人ごみじゃぁねぇ・・・・。
湿疹の赤みはだいぶ薄れ、お風呂に入って温まるとうっすら
赤くなるけれど、治ってきた。
ご心配をおかけしました。
女にとっての肌というもの
2010年7月3日 日常肌に、赤い発疹が出始めやがて、そのブツブツしたものはなくなった
のだけど、皮膚全体が赤くなったままである。
足の付け根あたりから、お尻全体に広がっている。
上半身はわきの下から脇腹にかけて、赤くなっている。
シャワーを浴びると余計にその赤さが増して、やけどをした
あとのようにくっきりとなる。
なんでこんなことに、と自分の肌の色を見て暗澹たる気分に陥る。
もしも、肌がずっとこのままだったら水着も着れないし、温泉にも
入れない。
女にとって、肌というものがどれほどの重要なものであるかと
あらためて気づかされた。
しかも、顔のように外から見える場所ではないのに、女性であることを
否定でもされたような憂鬱さ。
自分の肌を見たくないと思ってしまう。
元気になれたのはうれしいが、この赤みは消えるのだろうか。
シャワーを浴びるのに、電気を消して入ろうかなどと思っている。
のだけど、皮膚全体が赤くなったままである。
足の付け根あたりから、お尻全体に広がっている。
上半身はわきの下から脇腹にかけて、赤くなっている。
シャワーを浴びると余計にその赤さが増して、やけどをした
あとのようにくっきりとなる。
なんでこんなことに、と自分の肌の色を見て暗澹たる気分に陥る。
もしも、肌がずっとこのままだったら水着も着れないし、温泉にも
入れない。
女にとって、肌というものがどれほどの重要なものであるかと
あらためて気づかされた。
しかも、顔のように外から見える場所ではないのに、女性であることを
否定でもされたような憂鬱さ。
自分の肌を見たくないと思ってしまう。
元気になれたのはうれしいが、この赤みは消えるのだろうか。
シャワーを浴びるのに、電気を消して入ろうかなどと思っている。
声が出るってありがたい
2010年7月1日 日常熱が出てから5日間下がらなかった。
毎日毎日、激しいのどの痛みと38度前後の熱。
いつもの薬をもらっても、何も変わらない。
そのうち足と腕の付け根に湿疹が出始めて、恐ろしいほど
赤くなっていった。
次第に声も出なくなり・・・・。
で、月曜日病院を替えたら「今まで飲んでいた薬を全部やめてください」
と言われ、そこで出された抗生物質を飲んだら、熱がすぐさがった。
発疹は、皮膚科に行くように言われ受診したが、原因はわからず。
ひどい咳もだいぶおさまって、食べられるようになった。
人生始まって以来の、一番ひどい風邪だったかも。
声も戻った。
喋れるってありがたい。
*******
火曜日、病院の帰り7時半ころだったか、とぼとぼと暗い道を歩いていたら、
ケータイが鳴った。
とると母からだった。
なにを言っているのかわかるのに、声が出ないもどかしさ。
そのうち、大粒の雨が降ってきて雨宿りができるようなところでは
なかったので、濡れながら歩く。
早く帰りたいけど、熱があるせいか走れない。
これからどうするんだろう・・・・。
そこらへんの雑草みたいに雨に打たれて歩いた。
せめて声が出ればいいのに・・・・。
「病院で、別な薬をもらったから大丈夫だよ」と
母に言いたくても告げられなかった。
「どの道を来るの?傘を持っていくから」
と言われたのに、説明ができなかった。
防水のケータイではないので、ここではメールもやれなかった。
交差点で信号待ちをしていたら、母がエプロンをしたまま
迎えに来てくれた。
私は、小さな子供のように駆け寄った。
毎日毎日、激しいのどの痛みと38度前後の熱。
いつもの薬をもらっても、何も変わらない。
そのうち足と腕の付け根に湿疹が出始めて、恐ろしいほど
赤くなっていった。
次第に声も出なくなり・・・・。
で、月曜日病院を替えたら「今まで飲んでいた薬を全部やめてください」
と言われ、そこで出された抗生物質を飲んだら、熱がすぐさがった。
発疹は、皮膚科に行くように言われ受診したが、原因はわからず。
ひどい咳もだいぶおさまって、食べられるようになった。
人生始まって以来の、一番ひどい風邪だったかも。
声も戻った。
喋れるってありがたい。
*******
火曜日、病院の帰り7時半ころだったか、とぼとぼと暗い道を歩いていたら、
ケータイが鳴った。
とると母からだった。
なにを言っているのかわかるのに、声が出ないもどかしさ。
そのうち、大粒の雨が降ってきて雨宿りができるようなところでは
なかったので、濡れながら歩く。
早く帰りたいけど、熱があるせいか走れない。
これからどうするんだろう・・・・。
そこらへんの雑草みたいに雨に打たれて歩いた。
せめて声が出ればいいのに・・・・。
「病院で、別な薬をもらったから大丈夫だよ」と
母に言いたくても告げられなかった。
「どの道を来るの?傘を持っていくから」
と言われたのに、説明ができなかった。
防水のケータイではないので、ここではメールもやれなかった。
交差点で信号待ちをしていたら、母がエプロンをしたまま
迎えに来てくれた。
私は、小さな子供のように駆け寄った。
ほとんど投げっぱなしのさぼてんの花が、夕方咲いた。
円柱形のさぼてんで、今朝見たときは毛玉のようなものが飛び出ていた。
数時間で茎が10センチほどググッと伸び、ラッパの形の
白い花をひとつだけつけた。
花の命は一晩だけ。
日差しだけは存分にあるが、肥料もやらず気が向いたときだけ水を
やるだけの私に、花を見せてくれた。
「ありがとう」
写真を撮った。
さぼてんに限らず、夏に咲く白い花は清楚で好きだ。
円柱形のさぼてんで、今朝見たときは毛玉のようなものが飛び出ていた。
数時間で茎が10センチほどググッと伸び、ラッパの形の
白い花をひとつだけつけた。
花の命は一晩だけ。
日差しだけは存分にあるが、肥料もやらず気が向いたときだけ水を
やるだけの私に、花を見せてくれた。
「ありがとう」
写真を撮った。
さぼてんに限らず、夏に咲く白い花は清楚で好きだ。
去年、うちのあじさいは咲かなかった。
フェンス工事のため、かなり切ってしまったからというのもあるが、
その隣に、ランタナを植えたらそれが思いもかけず大きくなりすぎ、
日陰になったからかもしれない。
そして、今年やっと2輪咲いてくれた。
その色が、いわさきちひろの絵を想わせるような、淡い水色なのである。
これ、これ、と思う。
よその家にある濃いむらさき色のあじさいも、たいへん美しいの
だけど・・・・。
私は、この雨ににじんだようなうちのあじさいが気に入っている。
フェンス工事のため、かなり切ってしまったからというのもあるが、
その隣に、ランタナを植えたらそれが思いもかけず大きくなりすぎ、
日陰になったからかもしれない。
そして、今年やっと2輪咲いてくれた。
その色が、いわさきちひろの絵を想わせるような、淡い水色なのである。
これ、これ、と思う。
よその家にある濃いむらさき色のあじさいも、たいへん美しいの
だけど・・・・。
私は、この雨ににじんだようなうちのあじさいが気に入っている。
きのうチビタは弟に怒られていた。
もともとチビタは、人になでられるのを嫌う猫。
しかし、弟には少しなでさせる。
普段、えさをやったりトイレの始末など世話をしている母や
私がなでようものなら、「やめろ!」と言わんばかりに、かむ。
なにもしない弟にはなでさせるって、「チビタ、そういうもんじゃ
ないでしょう」と言っているんだけど。
それが、きのう抱きあげて背中をなでていたら、かんだ。
「もう、いい。そんなにいやなら出て行きなさい。
リュックに1週間分のご飯を持たせてやるから!」と弟。
私は、チビタが背中にリュックをしょっている姿を想像してしまい
笑ってしまった。
1週間分持たせるというのが、せめてもの親心か(笑)
もともとチビタは、人になでられるのを嫌う猫。
しかし、弟には少しなでさせる。
普段、えさをやったりトイレの始末など世話をしている母や
私がなでようものなら、「やめろ!」と言わんばかりに、かむ。
なにもしない弟にはなでさせるって、「チビタ、そういうもんじゃ
ないでしょう」と言っているんだけど。
それが、きのう抱きあげて背中をなでていたら、かんだ。
「もう、いい。そんなにいやなら出て行きなさい。
リュックに1週間分のご飯を持たせてやるから!」と弟。
私は、チビタが背中にリュックをしょっている姿を想像してしまい
笑ってしまった。
1週間分持たせるというのが、せめてもの親心か(笑)
1週間前は、M市にいた。なんだか、時間がたつのが早く感じる。
6月6日の日記をここに書くことにする。
いつものことであるが、私は旅先ではほとんど眠れない。
今回は伯父の葬儀だけに、ホテルに入ってもどこか体全体に力が入ってい
るようで緊張感がいつまでも私を縛り付けていた。
東京をたつ前日にホテルを予約したので、ツインとシングルはとれずトリプルだ
ったので、母と弟が寝息をたてているのに自分だけ眠れずにいるのが、なんだか
損をしている気分だった。
朝6時、ふたりが起きたのでスクリーンを巻き上げて窓を開けた。
事故防止のため15センチほどしかあかないが、ひんやりとした外気が入ると、
いい匂いがした。みどりの匂いだ。
ビルが林立している駅前のホテルであるが、こんなに空気が澄んでいるなんて。
感動である。どうせ生きるなら、こんないい空気を吸いながら暮らしたい。
告別式は12時半に始まった。
読経のあと葬儀屋さんに遺族だけが呼ばれた。どうしたのだろうと思っている
と、故人のために用意された花の一部を弔問客に手渡すようであった。
結婚式のあと、新郎新婦が来てくれたお客さんに花を渡してお礼をのべるのは
知っているが、こういう時もするものなのかと意外であった。
そのあと精進落としの食事であったが、私たちは新幹線の時間が迫っていたので、途中で退席した。
従妹や伯母たちとは、あまり話ができなかったのが心残りであるが、こういう時
だからしかたない。
控室で喪服を脱ぎ、したくをして出てきたら従妹が「このお花持っていって」
と言う。
「これは、伯父さんのためのお花だからそんなことできないよ。
仏壇にあふれるほどのお花をお供えして。花は、あの世へ行く道しるべに
なるって言うし」と遠慮したが、「まだいっぱいあるから」と繰り返し
従妹は言う。
花をもらっても、これから2時間半新幹線に乗るのだから、しおれてしまう
かもしれない。
そう言ったが従妹は、セロファンに包まれた胡蝶蘭とカサブランカを勧める。
葬儀に来た人に花を渡すのが、こちらの土地の流儀なのかもしれないと
思うと、頑固に断るのも悪い気がしたのでもうらうことにした。
「今度会う時は、おめでたい時に会いたいね」
口々に言い、私は花を胸に抱いてタクシーに乗り込んだ。
6月6日の日記をここに書くことにする。
いつものことであるが、私は旅先ではほとんど眠れない。
今回は伯父の葬儀だけに、ホテルに入ってもどこか体全体に力が入ってい
るようで緊張感がいつまでも私を縛り付けていた。
東京をたつ前日にホテルを予約したので、ツインとシングルはとれずトリプルだ
ったので、母と弟が寝息をたてているのに自分だけ眠れずにいるのが、なんだか
損をしている気分だった。
朝6時、ふたりが起きたのでスクリーンを巻き上げて窓を開けた。
事故防止のため15センチほどしかあかないが、ひんやりとした外気が入ると、
いい匂いがした。みどりの匂いだ。
ビルが林立している駅前のホテルであるが、こんなに空気が澄んでいるなんて。
感動である。どうせ生きるなら、こんないい空気を吸いながら暮らしたい。
告別式は12時半に始まった。
読経のあと葬儀屋さんに遺族だけが呼ばれた。どうしたのだろうと思っている
と、故人のために用意された花の一部を弔問客に手渡すようであった。
結婚式のあと、新郎新婦が来てくれたお客さんに花を渡してお礼をのべるのは
知っているが、こういう時もするものなのかと意外であった。
そのあと精進落としの食事であったが、私たちは新幹線の時間が迫っていたので、途中で退席した。
従妹や伯母たちとは、あまり話ができなかったのが心残りであるが、こういう時
だからしかたない。
控室で喪服を脱ぎ、したくをして出てきたら従妹が「このお花持っていって」
と言う。
「これは、伯父さんのためのお花だからそんなことできないよ。
仏壇にあふれるほどのお花をお供えして。花は、あの世へ行く道しるべに
なるって言うし」と遠慮したが、「まだいっぱいあるから」と繰り返し
従妹は言う。
花をもらっても、これから2時間半新幹線に乗るのだから、しおれてしまう
かもしれない。
そう言ったが従妹は、セロファンに包まれた胡蝶蘭とカサブランカを勧める。
葬儀に来た人に花を渡すのが、こちらの土地の流儀なのかもしれないと
思うと、頑固に断るのも悪い気がしたのでもうらうことにした。
「今度会う時は、おめでたい時に会いたいね」
口々に言い、私は花を胸に抱いてタクシーに乗り込んだ。
日曜日、東北の伯父の葬儀から帰ってきた。
帰ってきて2日たつのに、なんだか1週間ぐらい家をあけて
いたような感覚で変な感じである。
土曜日に東京をたち、すぐお通夜が行われるホールへ直行、
そこの控室で喪服に着替えてから、そのあとのことは、
すべて時間に追われっぱなしで、あたふたしながら
こちらの予定も何も吹き飛ばされる勢いで、親戚の人の
言いなりになってばかりいた。
怒涛の2日間だったからか、帰宅して力が抜けてしまっている。
帰ってきて2日たつのに、なんだか1週間ぐらい家をあけて
いたような感覚で変な感じである。
土曜日に東京をたち、すぐお通夜が行われるホールへ直行、
そこの控室で喪服に着替えてから、そのあとのことは、
すべて時間に追われっぱなしで、あたふたしながら
こちらの予定も何も吹き飛ばされる勢いで、親戚の人の
言いなりになってばかりいた。
怒涛の2日間だったからか、帰宅して力が抜けてしまっている。
朝9時の新幹線でM市へ、母と弟と3人で向かう。
駅から葬儀が行われるホールへ向かうタクシーの中から見えた
遠くの山々に、いつもは感激するのに次第に涙でぼやけてしまった。
従妹たちは、笑顔で「わざわざ遠くからすみません」と言って
出迎えてくれたが、無理をしているのがわかるだけになんとも言えない。
小学生のころから、夏休みは毎年東北のM市で1か月過ごした。
伯父は寡黙な人であったが、母と弟と私を車でいろいろな所に
連れて行ってくれた。
川や山、小岩井農場など限りないほどの、夏の思い出を作って
くれた人である。
私は、きょうはお別れを言いに来たのではない、お礼のことばを
のべずして、ほかになんと言うのか。
いつもの優しい顔で伯父は横たわっていた。
「伯父さん、長い間・・・・・」と言ったきり、声が震えて
肝心の「ありがとうございました」のことばは、胸の中で涙とともに
流れてしまった。
読経が始まると、従妹は泣いていた。
******
お通夜、告別式も全然東京のそれとは違っていた。
父の時は、お通夜の翌日に告別式を行い、そのあと火葬場へ向かう。
ところが、こちらはお通夜のあと火葬場に行き、翌日告別式でその時、弔問客が拝みに来る。
*******
火葬場は、祖父母の時と同じところにあったが、あまり記憶がなかった。
棺を炉に入れる直前は、胸が痛む。
次、対面するとき先ほどまであった親の姿が、骨になって出てくるのである。
なんということだろう。なんと残酷なことだろうとさえ思う。
私は、父の時、胸がつぶれる思いだった。
骨あげまで、1時間と少し待たされる。
亡骸が骨になるのを用意された控室で、遺族も親族もお茶とお菓子を
食べながら待つのである。
誰も泣く人はいない。それより、久しぶりに会った親戚と話が弾むので
あるが、今この瞬間に、これから旅立つ者とこれから先も生きて
いかなければならない者との差が歴然としていることに、あらためて
人の生死について考えてしまうのである。
待っている間に、突然豪雨となった。
すぐに雨はやんだが、火葬場は混んでいたから、そのうちの誰かの
悔し涙ではなかったのだろうか、などとぼんやりと外を眺めていた。
*******
ホールに戻ったら解散なのであるが、叔父に強引に市内で一番
おいしいというとんかつレストランに誘われてしまった。
1時間ほどいたのだろうか、そのまま車でホテルまで送ってもらった。
駅から葬儀が行われるホールへ向かうタクシーの中から見えた
遠くの山々に、いつもは感激するのに次第に涙でぼやけてしまった。
従妹たちは、笑顔で「わざわざ遠くからすみません」と言って
出迎えてくれたが、無理をしているのがわかるだけになんとも言えない。
小学生のころから、夏休みは毎年東北のM市で1か月過ごした。
伯父は寡黙な人であったが、母と弟と私を車でいろいろな所に
連れて行ってくれた。
川や山、小岩井農場など限りないほどの、夏の思い出を作って
くれた人である。
私は、きょうはお別れを言いに来たのではない、お礼のことばを
のべずして、ほかになんと言うのか。
いつもの優しい顔で伯父は横たわっていた。
「伯父さん、長い間・・・・・」と言ったきり、声が震えて
肝心の「ありがとうございました」のことばは、胸の中で涙とともに
流れてしまった。
読経が始まると、従妹は泣いていた。
******
お通夜、告別式も全然東京のそれとは違っていた。
父の時は、お通夜の翌日に告別式を行い、そのあと火葬場へ向かう。
ところが、こちらはお通夜のあと火葬場に行き、翌日告別式でその時、弔問客が拝みに来る。
*******
火葬場は、祖父母の時と同じところにあったが、あまり記憶がなかった。
棺を炉に入れる直前は、胸が痛む。
次、対面するとき先ほどまであった親の姿が、骨になって出てくるのである。
なんということだろう。なんと残酷なことだろうとさえ思う。
私は、父の時、胸がつぶれる思いだった。
骨あげまで、1時間と少し待たされる。
亡骸が骨になるのを用意された控室で、遺族も親族もお茶とお菓子を
食べながら待つのである。
誰も泣く人はいない。それより、久しぶりに会った親戚と話が弾むので
あるが、今この瞬間に、これから旅立つ者とこれから先も生きて
いかなければならない者との差が歴然としていることに、あらためて
人の生死について考えてしまうのである。
待っている間に、突然豪雨となった。
すぐに雨はやんだが、火葬場は混んでいたから、そのうちの誰かの
悔し涙ではなかったのだろうか、などとぼんやりと外を眺めていた。
*******
ホールに戻ったら解散なのであるが、叔父に強引に市内で一番
おいしいというとんかつレストランに誘われてしまった。
1時間ほどいたのだろうか、そのまま車でホテルまで送ってもらった。
午前10時半ごろ、私は泣きながら洗濯物を干していた。
きのう夜遅くに闘病中だった伯父が亡くなったと、
伯母が電話をかけてきた。
持ち直したと言っていたのに・・・・。
またひとり、大切な人が旅立ってしまった。
きのう夜遅くに闘病中だった伯父が亡くなったと、
伯母が電話をかけてきた。
持ち直したと言っていたのに・・・・。
またひとり、大切な人が旅立ってしまった。
数日前いすに腰かけながら、右足をあぐらをかくように持ち上げた
ところ、ペキッと音がして股関節に痛みが走った。
その後、歩くと違和感がしていたが、そのうち治るだろうと
放っておいた。
そして、きょうスーパーの中を歩いていたら、突然ペキッと股関節が
痛み、歩けなくなった。
どうしよう、家に帰れないと思うほどの痛み。
一歩も前へ出せない。
とにかく人の邪魔にならない所に行かなきゃと、なんとか
右足を引きずってすみのほうへ。
しばらく、じっとしていたら少し痛みがなくなり、ゆっくりなら
歩けるようになった。
ショックである。
今まで私は、自分の前を歩く人を追い抜くほどの早さで歩いて
いたのに、今はそれどころかそろりそろりとしか歩けない。
出かけなければならない用事もあるのに、ちゃんとそこへ
行くことができるのか、などと考えてしまい暗澹たる面持ちである。
あぁ、どうしよう・・・・。
そもそも、いすの上であぐらをかこうとした行儀の悪さからきた
こと。
歩けるって素晴らしい、行きたいところに行けるってことは
幸福なことなのね。
ところ、ペキッと音がして股関節に痛みが走った。
その後、歩くと違和感がしていたが、そのうち治るだろうと
放っておいた。
そして、きょうスーパーの中を歩いていたら、突然ペキッと股関節が
痛み、歩けなくなった。
どうしよう、家に帰れないと思うほどの痛み。
一歩も前へ出せない。
とにかく人の邪魔にならない所に行かなきゃと、なんとか
右足を引きずってすみのほうへ。
しばらく、じっとしていたら少し痛みがなくなり、ゆっくりなら
歩けるようになった。
ショックである。
今まで私は、自分の前を歩く人を追い抜くほどの早さで歩いて
いたのに、今はそれどころかそろりそろりとしか歩けない。
出かけなければならない用事もあるのに、ちゃんとそこへ
行くことができるのか、などと考えてしまい暗澹たる面持ちである。
あぁ、どうしよう・・・・。
そもそも、いすの上であぐらをかこうとした行儀の悪さからきた
こと。
歩けるって素晴らしい、行きたいところに行けるってことは
幸福なことなのね。
その後、自転車は修理できたのかといった話。
むしゴムを替えてみたのだけど、結局パンクしていることが判明。
自転車屋さんに行って、いくらかかるか聞いたら、
日本製のチューブを使うと7000円くらいと言われた。
ホームセンターなんかの広告を見てると、1万円前後で売られてる。
買うことに決めて、自転車売り場を見てみたが、「これ!」というのに
出会わない。
でも、ないと不自由である。
「なかなか決められないんだよねぇ」とぼやいていたら、
弟が「おれのを使えよ」と言う。
そういえば、ほとんど乗ってない自転車が車庫の片すみにある。
というわけで、それに乗ってる。
ママチャリではないので、うしろの荷台がないからトイレットペーパー
など、乗せられないのがちょっと不便だけど。
さして暑くもなく寒くもないこの時期、自転車で走っていると
心地いい。
むしゴムを替えてみたのだけど、結局パンクしていることが判明。
自転車屋さんに行って、いくらかかるか聞いたら、
日本製のチューブを使うと7000円くらいと言われた。
ホームセンターなんかの広告を見てると、1万円前後で売られてる。
買うことに決めて、自転車売り場を見てみたが、「これ!」というのに
出会わない。
でも、ないと不自由である。
「なかなか決められないんだよねぇ」とぼやいていたら、
弟が「おれのを使えよ」と言う。
そういえば、ほとんど乗ってない自転車が車庫の片すみにある。
というわけで、それに乗ってる。
ママチャリではないので、うしろの荷台がないからトイレットペーパー
など、乗せられないのがちょっと不便だけど。
さして暑くもなく寒くもないこの時期、自転車で走っていると
心地いい。
帰ってきてから飲んだコーヒーがおいしくないのは、
領収証を落としてきたことに気づいたからだ。
バッグに入れたときに、落とさなきゃいいんだけどなんて、
ちらりと思ったのに・・・・(凹)
******
眼科の定期検診日。
眼圧 左11.右11
領収証を落としてきたことに気づいたからだ。
バッグに入れたときに、落とさなきゃいいんだけどなんて、
ちらりと思ったのに・・・・(凹)
******
眼科の定期検診日。
眼圧 左11.右11
「10時に出発!」と8時にご飯を食べている時に言われた。
父のお墓参りは、お彼岸以来だからちょうど2カ月ぶり。
洗濯物を大急ぎで干して、なんとか間に合った。
途中、JA横浜に寄り野菜を買う。
急な坂を登った先に、霊園がある。
ブラシの木が咲き、うぐいすが鳴いている。
芝生のにおいが、ぷんとする。
木陰に入るとすずしいけれど、日中は暑かった。
黒い日傘を横において、拝む。
いいんじゃない?ここ。『死んだら鳥になる』って父は口癖のように
言っていたもの。大きな木があって、鳥がチョンチョンと歩いている。
管理棟まで、お線香の火をつけに行ったのだけど、毎度、歩きだすと
炎が出て燃えだし、手首のほうへ火がくるという逆たいまつ状態に。
これ、熱いんだわぁ。
そこで、おけをお線香にかぶせるようにして、持って行った。
風よけに使ったのは正解。
私たちは、車の中でお茶を飲んでいた。
その向こうに、木のテーブルとベンチがおかれてるコーナーで
まだ幼い3人の女の子と食事をしている男性が見えた。
あんなに小さい子なのに、亡くなられたのはおかあさんなのかなと
想像してしまった。
食事がすむとそのおとうさんは、3歳くらいの女の子の髪の毛を
結ってから車に乗った。
その手慣れたようすが、とても印象的だった。
20代前半の娘さんとおかあさんが拝んでいる。
私たちのお墓の近くだから、ちらちらと話しているのが聞こえてくる。
娘さんが結婚する前に、おとうさんは亡くなられたのだろうか。
お墓参りする人のようすで、それぞれの人生を垣間見た気がする。
みんななにかを背負って生きているんだ。
父のお墓参りは、お彼岸以来だからちょうど2カ月ぶり。
洗濯物を大急ぎで干して、なんとか間に合った。
途中、JA横浜に寄り野菜を買う。
急な坂を登った先に、霊園がある。
ブラシの木が咲き、うぐいすが鳴いている。
芝生のにおいが、ぷんとする。
木陰に入るとすずしいけれど、日中は暑かった。
黒い日傘を横において、拝む。
いいんじゃない?ここ。『死んだら鳥になる』って父は口癖のように
言っていたもの。大きな木があって、鳥がチョンチョンと歩いている。
管理棟まで、お線香の火をつけに行ったのだけど、毎度、歩きだすと
炎が出て燃えだし、手首のほうへ火がくるという逆たいまつ状態に。
これ、熱いんだわぁ。
そこで、おけをお線香にかぶせるようにして、持って行った。
風よけに使ったのは正解。
私たちは、車の中でお茶を飲んでいた。
その向こうに、木のテーブルとベンチがおかれてるコーナーで
まだ幼い3人の女の子と食事をしている男性が見えた。
あんなに小さい子なのに、亡くなられたのはおかあさんなのかなと
想像してしまった。
食事がすむとそのおとうさんは、3歳くらいの女の子の髪の毛を
結ってから車に乗った。
その手慣れたようすが、とても印象的だった。
20代前半の娘さんとおかあさんが拝んでいる。
私たちのお墓の近くだから、ちらちらと話しているのが聞こえてくる。
娘さんが結婚する前に、おとうさんは亡くなられたのだろうか。
お墓参りする人のようすで、それぞれの人生を垣間見た気がする。
みんななにかを背負って生きているんだ。
栄養ドリンクのせい?
2010年5月17日 日常きのう疲れていたので、寝る前に栄養ドリンクを飲んだ。
飲む前に、これ飲んだら元気になっちゃって眠れないんじゃないの?
なんて思ったんだけど、じゃぁ試しになんてゴクリと。
そうしたら、一睡もできずに朝を迎えた。
栄養ドリンクのせいばかりじゃないかもしれないけど・・・。
眠れないから、あれこれ考えてしまったり・・・。
寝ていないのに、この時間になっても眠くない。
飲む前に、これ飲んだら元気になっちゃって眠れないんじゃないの?
なんて思ったんだけど、じゃぁ試しになんてゴクリと。
そうしたら、一睡もできずに朝を迎えた。
栄養ドリンクのせいばかりじゃないかもしれないけど・・・。
眠れないから、あれこれ考えてしまったり・・・。
寝ていないのに、この時間になっても眠くない。
某レンタルショップ、更新のはがきがきていたのだが、
1か月放置していた。
雨が降っていたが、借りたいと思っていたCDもあることだしと
出向く。
私は毎回この店に来るたびに戸惑う。
来るたび来るたび、CDやDVDの場所が全然違っているのだ。
1列目にあったのが2列目にとかいうのじゃなく、かなり大がかりに
入れ替わっている。
困るんだよなぁ、こういうのって・・・・。
でも、前回来たのはいつだろうと考えると去年の話である。
頻繁に来ている人には、なんでもないことなのだろうか。
帰り、スーパーで買い物中ケータイが鳴る。
母である。「けしごむ!」と開口一番に言う。
「はぁ?けしごむ~~?」
「む~し~ゴ~ム。自転車の!」
おぉ!そうであった、自転車のパンク修理に使うむしゴムを
忘れていた。
一瞬、白い消しゴムが頭に浮かんだ。
消しゴムって使わなくなったもののひとつだと気づく。
小学生のころは、消しゴムひとつ買うのもなんか楽しくて、
においをクンクンかいで買ったっけ。
1か月放置していた。
雨が降っていたが、借りたいと思っていたCDもあることだしと
出向く。
私は毎回この店に来るたびに戸惑う。
来るたび来るたび、CDやDVDの場所が全然違っているのだ。
1列目にあったのが2列目にとかいうのじゃなく、かなり大がかりに
入れ替わっている。
困るんだよなぁ、こういうのって・・・・。
でも、前回来たのはいつだろうと考えると去年の話である。
頻繁に来ている人には、なんでもないことなのだろうか。
帰り、スーパーで買い物中ケータイが鳴る。
母である。「けしごむ!」と開口一番に言う。
「はぁ?けしごむ~~?」
「む~し~ゴ~ム。自転車の!」
おぉ!そうであった、自転車のパンク修理に使うむしゴムを
忘れていた。
一瞬、白い消しゴムが頭に浮かんだ。
消しゴムって使わなくなったもののひとつだと気づく。
小学生のころは、消しゴムひとつ買うのもなんか楽しくて、
においをクンクンかいで買ったっけ。
おつかいに行く前に自転車のタイヤを押してみたら、ペコペコ。
このあいだ、新しい空気入れを買ったので試しにいれてみたのに、
どういうことだ?
シュッシュシュッシュと入れて、きょうは近くのスーパーではなく、
ちょっと離れたスーパーへ出かけた。
その帰り道、妙にガタンガタンと振動がする。
もしやと思って降りてみると、うしろのタイヤが完全にパンク状態。
これは、乗って走るわけにはいかない。
チリチリと手で押しながら帰るはめに・・・。
しかも、途中から雨が降ってきた。
まぁ、洗濯物は入れてきたし散歩だと思って。
自転車でなければ通らない道を、きょうはゆっくり歩く。
薔薇がたくさん咲いている家がある。
アプローチから趣味良く花を飾っている。
どんな人が手入れをしているのだろう。
おおむらさきつつじが満開だったり、あじさいのつぼみがもう
緑色になっている所もあった。
パンク修理、とりあえずむしゴムを自分で取り換えてみよう。
このあいだ、新しい空気入れを買ったので試しにいれてみたのに、
どういうことだ?
シュッシュシュッシュと入れて、きょうは近くのスーパーではなく、
ちょっと離れたスーパーへ出かけた。
その帰り道、妙にガタンガタンと振動がする。
もしやと思って降りてみると、うしろのタイヤが完全にパンク状態。
これは、乗って走るわけにはいかない。
チリチリと手で押しながら帰るはめに・・・。
しかも、途中から雨が降ってきた。
まぁ、洗濯物は入れてきたし散歩だと思って。
自転車でなければ通らない道を、きょうはゆっくり歩く。
薔薇がたくさん咲いている家がある。
アプローチから趣味良く花を飾っている。
どんな人が手入れをしているのだろう。
おおむらさきつつじが満開だったり、あじさいのつぼみがもう
緑色になっている所もあった。
パンク修理、とりあえずむしゴムを自分で取り換えてみよう。
休みの日でも、子供のころのように朝は10時頃起きるとかそんなことも
なく1時間くらい多めに眠る程度である。
連休最終日のきょうも、6時半には起きた。
ちょっと起きるのが遅くなると、腰が痛くなってしまう。
今朝は起きたら、頭のうしろがひどく真っ平らになってしまったような
感覚。
私はこれを”後頭部絶壁感”と呼んでいる。
******
みなさんは、どこかへお出かけしたのでしょうか。
私は、例年のようにどこも行かず・・・・。
夏日が続いたいい連休だったのに、う~ん、もったいない。
ベランダのジャスミンナスの花が無数に咲いて、隣家の奥さんに
ほめられた。
「香りが強いですよね」と言ったら、「外だからいいのよ」と
言われた。なるほど。
時折、大きな蜂が羽音と立てて蜜を吸いにきていた。
満腹になっていっただろうか。
なく1時間くらい多めに眠る程度である。
連休最終日のきょうも、6時半には起きた。
ちょっと起きるのが遅くなると、腰が痛くなってしまう。
今朝は起きたら、頭のうしろがひどく真っ平らになってしまったような
感覚。
私はこれを”後頭部絶壁感”と呼んでいる。
******
みなさんは、どこかへお出かけしたのでしょうか。
私は、例年のようにどこも行かず・・・・。
夏日が続いたいい連休だったのに、う~ん、もったいない。
ベランダのジャスミンナスの花が無数に咲いて、隣家の奥さんに
ほめられた。
「香りが強いですよね」と言ったら、「外だからいいのよ」と
言われた。なるほど。
時折、大きな蜂が羽音と立てて蜜を吸いにきていた。
満腹になっていっただろうか。