近所のAさんのお通夜は明日らしい。

自宅でやるのだそうだ。

今時めずらしいことだが、本来は家で家族が見守るものだと思う。

急なことで、旦那さんはもちろんの事、さぞかしご家族はつらく無念だろう。

ああすればよかった、こうすればよかったと何百回も考える。

ある日突然、日常から非日常に突き落とされる。

まわりの景色はなにひとつ変わっていないのに、なんで父だけいないんだ
と私はあの頃思った。

3年前の父のお通夜、告別式などは覚えているが帰宅して喪服を脱いだ後の

暮らしはどうやっていたのか記憶にない。

なにを食べて、いつお風呂に入っていたのか・・・・。

悲しみは記憶を奪うものなのか。

Aさんのご家族も、あの頃の私たちと同じだろうと思うと胸がキリキリと
痛む。



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