トラックとぶつかった！

午前11時、内科に行った帰り、早く終わったのでスーパーに行こうと

思いながら、自転車をこいでいた。

右の方からトラックが来るのが見えていたが、当然一時停止する

だろうと見込んだのが甘かった。

そのまま直進したら、そのトラックは減速もせずこちらの道路に出て
きた。

瞬時にあ、ぶつかる！と思った。

ガチャン、ドン！！

自転車の前輪にトラックの左前方が当たり、私はあっさり自転車ごと
倒された。

イタ〜〜〜！！

自転車を起こしながら立ったが、左腕を強く打ったようだった。

すぐにトラックの車体に書かれた会社名を読み取る。

トラックは、ぶつかった時は一旦止まったがそのまま行こうとした。

逃げる気だな！と思うが、運転手が出てきて逆にすごまれるんじゃ
ないかとも考える。

左腕を見ていると、「自転車、大丈夫？」とおじさんが出てきた。

はぁ〜〜、自転車かよ、あんたの心配しているのは！（怒）

一時停止か徐行運転すんだろ、バカ！

「これ・・・」とおじさんは言いながら、財布を出したので名刺を

よこすのかと思ったら、なんとあ〜た！！3，4千円出そうとした。

「お金なんかいらないですよ！そのかわり、あれ、写させてもらう
から！」

私はそう言って、ナンバープレ−トを指差した。

「あぁ、いいですよ」

手帳を出してメモする私。

「会社は？」

「会社名は、あ、これね」

来ていた作業衣の胸の刺繍をさす。

「●●興業ね」

「すぐ近くだから」

近くだから、なんだっていうんだ！と無視。

「おたく、名前は？」

「▼山」

メモするが、手が震えていてまともな字じゃない。

信号待ちをしながら、自転車が壊れていないかよく見るが、パンクも

していないし、ライトも割れていない。

と、そこでヤツの電話番号を聞いてくるのを忘れた事に気づいた。

「そういうのって、あとで痛みが来るのよ」と母に言われたが・・・。

ダウンとセーターを着ていて厚着だったから、たいした怪我もせず
すんだけど・・・。

やっぱり時間がたつにつれ、体の左側が痛んできた。

腕、首、腰と左側ばかり、これって左に倒されたからだよなぁ・・・。

ダウンコートをよく見たら、小さな穴があいていてダウンが
出てた。（涙）

弁償してもらいた〜い・・・。

あのトラックが車輪にぶつかった時の衝撃を、何時間たっても体が
覚えている。

なんか、嫌な感じ・・・。

まぁ、これくらいですんだのが奇跡だったかも。

よかったと思わなきゃなぁ・・・。