午前中、某教室の宿題にとりかかる。

お昼前に完成した。

身をそぐ思いでやっているので、「体によくない趣味」だと自覚して

いるが、できあがったあとの喜びは私だけのものだ。

        ******

夕方、父の下着を買いにスーパーまで行き、病室へ向かった。

ドアを開けると、意外にも父はベッドの上に腰をかけて本を読んでいた。

「あぁ、起きてたんだ」

「うん、きのうは痛みでたいへんだったけど、注射してもらったら

すぐに楽になったよ」

痛みがないせいか、表情も明るい。

「なにか食べた?」冷蔵庫を開けてみる。

「いや、湯川さんが来たから、プリンとゼリー2個あげたよ」

湯川さんは、からだに洗っても落ちない絵を書いてしまった人。

もとヤ○○さんのことである。

この湯川さんも、父と同じ病気で、腹水がたまって何回も抜いて

もらった人で、そのことを詳しく教わったらしい。

「痛くないんだって、20分くらいで終わるらしいよ」

よかった。この間、湯川さんを廊下で見かけたとき、スタスタと

元気に歩いていたのだ。

父は、腹水がたまったらもうおしまいだよ、と言っていたので、

深刻に考えていたが湯川さんのようすを見て、希望をもらった気分に
なった。

明日から、治療に入るらしい。

コメント

miri
みり
2006年9月4日11:16

宿題って例の奴?
( ̄ー ̄)

治療が痛くないといいですね

あかり
あかり
2006年9月4日22:27

はい、例のヤツです(^^)

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