逆に教えられた

2006年1月6日
スーパーの帰り道、いつものように自転車を飛ばしていると、角で

二人連れの高齢の婦人に道を聞かれた。

「すみません、○○出張所はどこですか?」

口紅が年齢のわりには濃いピンク色である。

「はい、この道をまっすぐ行くと××病院があるので・・・」と
言い出したら、

「そこはねぇもう移転してないのよ。その移転先が知りたいの」

「えっ、あ〜そうなんですか。今はないんですか。すみません」
思わず謝った私。

自転車をこぎ出しながら、ミョーな気分になる。

なんか、これってヘンじゃないの?

場所を聞かれてこっちが教えられて、しかも私、頭を下げてんのよ。

私の地元じゃん。

生まれてから、ずっとここだよ、何百年も。(←妖怪

おばさんさぁ、移転したってことまでご存知なら、その移転先を調べ

てから来るべきだったんじゃないの?(怒)

家に帰ってから、母に聞いたら「そうそう。あそこにはないのよ」

「じゃ、どこに移ったのよ」

「知らない・・・。なんか名前も変わったって聞いたけど・・・」

母も、この地に住んで何十年である。

私は、おばさんに腹を立てているのではなく、なんでもヘコヘコして

しまう自分に腹がたっていたのだ。

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