なんで、年寄りと野良猫には親切にしない主義かと言うと・・・。

近所に一人暮らしのおばあさんがいて、会えば挨拶ぐらいする程度の
付き合いだった。

ある日電話がかかってきて、「きょう、お使いに行きますか?」
と言う。

「行きますよ」

「何と何を買ってきてくださいますか、きょうはヘルパーさんが
来ないので」

「そりゃ、いいですよ」となる。

これが、大変な事の始まりだったわけだ。

ヘルパーさんは週に2日来るのだけど、残り5日は毎日電話を

してきて、何々を買ってきて欲しいと言ってくるようになった。

まぁ、このおばあさんは一人暮らしだし、私もついでだからという

気持ちがあったので、やってあげていた。

でも、いくらなんでも、うちだって毎日買い物に行くわけではない。

しかも、日曜日だろうが大雨が降る日だろうが、用を頼まれる。

このおばあさん、いい所のお育ちで、人は「使うもの」

ぐらいにしか思っていなかった。

気づいた時には時すでに遅し、私たちはまるで御用聞きのような

扱いを受けるようになった。

頼まれた品がその店にはないようなので、外から電話して詳しく

聞いてみようとしたら、「ただいま、接客中ですので」と言って

電話をガチャンと切る。

接客中って言ったって、あなたの買い物でしょう!!

しかも、趣味の囲碁を近所のおじいさんと家の中でしているだけの
こと。

夜中の3時に電話をしてきた事もある。

いや、ボケたわけじゃないから、これもまた大変だった。

そんなお手伝いさんみたいな付き合いが数年続いたというわけです。

        ********

また、ある日。母はバスの中で別なおばあさんに席を譲った。

いろんな話を聞かされたあと、宗教の勧誘をし始め、「これから

あなたの家に行きたい」と言い出した。

冗談じゃないと思った母は、自分が降りる停留所じゃない所で逃げる
ように降りた。

などなど・・・。

特に、おばあさんに親切にしてロクな目にあっていない。

まぁ、バスのおばあさんはともかく、最初に書いた近所のおばあさんの

時は、うちの生活まで乱されたし。

誰でも、何か困っていれば親切にしたいと思うけど、うちの場合に

おいてはなんか後々付け込まれるというかね・・・・。

やっぱりこっちの生活を乱されるような付き合いまで発展するのは、

いかがなものかと・・・。

私たちも、頼まれると断れなかったから、エスカレートしたのかも
しれないけど。

それで、「年寄りと野良猫には親切にしない」と決めたわけだ。

野良猫の件も、またしかり・・・。

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