年寄りと野良猫には親切にしない主義

年寄りと野良猫には親切にしないと決めていたのに・・・・。

今朝ゴミを出しに行ったら、向かいの丸山さんちのおばあさんに
捕まってしまった。

このおばあさんのえじきになっちゃったら、もう、1時間くらい話し

相手にさせられる。

「私ねぇ、体はどこも悪くないんだけど、このあいだ子宮脱に

なっちゃってね・・」

子宮脱？初めて聞くことば。

そのおばあさんの説明によれば、子宮があそこから飛び出してくる
らしい。（ひ〜）

「主人がなくなったから、○交渉がないでしょ。だから、出てきた
らしいの」（ひ〜）

○交渉がないでしょって、あ〜た！！朝から、こんなご近所のゴミ

集積所で言うなんて。しかも、このおばあさん、84歳ですぞ！

ご主人がなくなったのは、確か70代の時だから・・・・。

う〜、それまでしてた？？

あ〜、そんな事を朝から考えちゃって・・・・。（ぽっ）

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スーパーの中でケータイで喋っていた。と、チャリンチャリン〜☆

ん？これは、10円玉の落ちた音！！いや、複数落ちたな・・・。

私の唯一の特技は、お金の落ちた音を聞き分けられるということ。

う〜む、喋りながら音の方を見ると、杖をついたおばあさんの足元に、やはり10円玉が。

でも、全然気づいてなくて拾おうとしない。

「年寄りと野良猫には親切にしない」という私の主義。

10円玉くらい放っておけ・・・。

いや、落とした人以外の人が、あのお金を拾うのは許せん。

よし、じゃ、お金が落ちたことだけ教えてあげて拾ってあげるのは
よそう、と考える。

「お金、落ちてますよ」

おばあさん「あら・・・」

下を見たのに、拾おうとしない。

杖をついているので、きっと腰か膝が痛くて、かがんで取るのが

できないのだろうと、慈愛に満ちたあかりねーさんは考えた。

私の主義には反するが、拾ってあげた。

と、その横に500円玉と100円玉が落ちていたではないか。

合計610円を拾ってあげた。

「まぁ、ありがとう」なんて感謝されちゃったけど、横に孫と

おぼしき男性がいた。

あ〜たね！おばあさんが落としたの気づいてやりなさい。

あ〜、きょうも年寄りに親切にしてしまった。

いかんなぁ、いかんいかん。。