持って行き場のない愛情を
2004年5月16日野良猫ジュリが産んだ子を、猫嫌いで有名な阿久田さんのおばさんが、捨ててしまった。
まだ生後1ヶ月くらいのはず。
4匹産んだうちの2匹を母猫から奪い、捨てに行った。
まだおっぱいを飲んでいたのに・・・。
私は最初の2匹を箱に入れて歩いているところを偶然2階の窓から
見かけたので、あわてて上から聞いた。
「おばさん!その子猫どうするんですか?」
「捨てんのよ。うちの裏に4匹連れていたのよ。いやになっちゃう」
むっすりといじわるな口元がゆがんだ。
「どこにですか?」
「クリーニング屋の前の猫をたくさん飼っているうちの庭に
黙っておいてきちゃうのよ」
2匹とも白い子猫だった。
夜になって、母猫ジュリの子猫を呼ぶ鳴き声が何時間も続いた。
探していた。次の日も、次の日も。
2匹、足りない・・・と思っているんだろう。
毎年、野良猫が子猫を育てる姿をつぶさに見ているから、どんな
鳴き声が子供を呼ぶ声なのかなど、わかる。
あとでわかったことだが、残りの2匹も同じように捨てに行った
ようだ。
ジュリがくわえて移動していたのに。
まだまだ小さい、手のひらくらいのアカトラとブチだった。
4匹とも捨てられちゃったんだ。
そして、ジュリは持って行き場のない愛情を誰に注ぎだしたか。
それは、前回産んだ子供に注ぎだした。
まだ、赤ちゃんを産んだばかりの頃、その大きくなった自分の子が
近寄って来ただけで、フーっと激しく威嚇していたのに。
今は、なくした自分の子供に接するように、なめたり、寄り添って
一緒に寝たりしている。
普通、そんな事などしないのに。
なんだか哀れでならない。
まだ生後1ヶ月くらいのはず。
4匹産んだうちの2匹を母猫から奪い、捨てに行った。
まだおっぱいを飲んでいたのに・・・。
私は最初の2匹を箱に入れて歩いているところを偶然2階の窓から
見かけたので、あわてて上から聞いた。
「おばさん!その子猫どうするんですか?」
「捨てんのよ。うちの裏に4匹連れていたのよ。いやになっちゃう」
むっすりといじわるな口元がゆがんだ。
「どこにですか?」
「クリーニング屋の前の猫をたくさん飼っているうちの庭に
黙っておいてきちゃうのよ」
2匹とも白い子猫だった。
夜になって、母猫ジュリの子猫を呼ぶ鳴き声が何時間も続いた。
探していた。次の日も、次の日も。
2匹、足りない・・・と思っているんだろう。
毎年、野良猫が子猫を育てる姿をつぶさに見ているから、どんな
鳴き声が子供を呼ぶ声なのかなど、わかる。
あとでわかったことだが、残りの2匹も同じように捨てに行った
ようだ。
ジュリがくわえて移動していたのに。
まだまだ小さい、手のひらくらいのアカトラとブチだった。
4匹とも捨てられちゃったんだ。
そして、ジュリは持って行き場のない愛情を誰に注ぎだしたか。
それは、前回産んだ子供に注ぎだした。
まだ、赤ちゃんを産んだばかりの頃、その大きくなった自分の子が
近寄って来ただけで、フーっと激しく威嚇していたのに。
今は、なくした自分の子供に接するように、なめたり、寄り添って
一緒に寝たりしている。
普通、そんな事などしないのに。
なんだか哀れでならない。
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