鬼の霍乱(かくらん)
2004年4月27日何日前だったかな、泣いた。いっぱい泣いた。
食事をしながら、ちっともよくならない体調の悪さを嘆いていた時に、
ちび太がテーブルの上に乗ってきて私のおかずに鼻をつけかかった。
「もう〜〜。ちび太ったら〜」
と言ったら、急に悲しくなって泣いてしまった。
体の調子は悪いし、薬は合わないし、おとうさんはあんなだし・・・。
と、声をあげてこどものように泣き出した。
「ほらほら、だめでしょ」
母に追い立てられて、テーブルの上から降りたちび太は、何かいつもとは違うと思ったようだ。
戸惑ったように私と母を交互に見たり、ふたりの間を行ったり来たりしている。
「ちび太〜、いつも強いおねえさんが泣いてるよ。困ったねぇ・・・」
『え?おかずのにおいをかいだだけなのに、そんなに悪いことをしたんですかい?ぼく』
何を思ったのか、ちび太が、こともあろうに私のひざに手をかけてきた。
うつむいて泣いている私の顔をのぞきこんだりもする。
顔も近づけてきて、大きな目で私を見つめる。
「あら、めずらしい」母は笑う。
構わず泣き続ける私。
『なんか、目からこぼれてるし、鼻ばかりかんで、おねーさん、ティッシュを捨てに行かないから、だんだんティッシュがボールのように大きくなっていくし・・・。
うん、いつものおねーさんじゃない』
「ちび太、おねえさんは体の具合が悪いんだって。あんたの命を助けたおねえさんだよ。よくなるように祈ってあげてねぇ」
母の足元に来たちび太の頭を撫でながら、母は言う。
ちび太は、家の中を所在なげにうろうろしている。
『よくわからないよ〜だ。ふふ〜ん』ってな感じ。
少しして「ねぇねぇ、見て見て」母が言うので、泣くのをやめていすに座っているちび太を見た。
手足をきちんとそろえて、目を閉じている。猫の毎度のポーズ。
「なんか祈ってるように見えない?」と母。
微動だにしない。
ふふふ。。。
祈ってるのかどうかわからないが、それを見て笑ってしまった。
食事はすんだし、寝てるだけでしょう。
犬だったら、飼い主の事を案じたりするなんて考えられそうだけど、
しょせん猫だし・・・。
ちび太は私の事をねずみか、猫の友達くらいにしか思ってないしね。
でも、さっきひざの上に手をかけてきた事は、ほんとに珍しいことだったので、それを思い出すと笑ってしまうのだった。
********
きょうは、すごい雨と風でしたね。皆さんのほうは大丈夫でしたか?
食事をしながら、ちっともよくならない体調の悪さを嘆いていた時に、
ちび太がテーブルの上に乗ってきて私のおかずに鼻をつけかかった。
「もう〜〜。ちび太ったら〜」
と言ったら、急に悲しくなって泣いてしまった。
体の調子は悪いし、薬は合わないし、おとうさんはあんなだし・・・。
と、声をあげてこどものように泣き出した。
「ほらほら、だめでしょ」
母に追い立てられて、テーブルの上から降りたちび太は、何かいつもとは違うと思ったようだ。
戸惑ったように私と母を交互に見たり、ふたりの間を行ったり来たりしている。
「ちび太〜、いつも強いおねえさんが泣いてるよ。困ったねぇ・・・」
『え?おかずのにおいをかいだだけなのに、そんなに悪いことをしたんですかい?ぼく』
何を思ったのか、ちび太が、こともあろうに私のひざに手をかけてきた。
うつむいて泣いている私の顔をのぞきこんだりもする。
顔も近づけてきて、大きな目で私を見つめる。
「あら、めずらしい」母は笑う。
構わず泣き続ける私。
『なんか、目からこぼれてるし、鼻ばかりかんで、おねーさん、ティッシュを捨てに行かないから、だんだんティッシュがボールのように大きくなっていくし・・・。
うん、いつものおねーさんじゃない』
「ちび太、おねえさんは体の具合が悪いんだって。あんたの命を助けたおねえさんだよ。よくなるように祈ってあげてねぇ」
母の足元に来たちび太の頭を撫でながら、母は言う。
ちび太は、家の中を所在なげにうろうろしている。
『よくわからないよ〜だ。ふふ〜ん』ってな感じ。
少しして「ねぇねぇ、見て見て」母が言うので、泣くのをやめていすに座っているちび太を見た。
手足をきちんとそろえて、目を閉じている。猫の毎度のポーズ。
「なんか祈ってるように見えない?」と母。
微動だにしない。
ふふふ。。。
祈ってるのかどうかわからないが、それを見て笑ってしまった。
食事はすんだし、寝てるだけでしょう。
犬だったら、飼い主の事を案じたりするなんて考えられそうだけど、
しょせん猫だし・・・。
ちび太は私の事をねずみか、猫の友達くらいにしか思ってないしね。
でも、さっきひざの上に手をかけてきた事は、ほんとに珍しいことだったので、それを思い出すと笑ってしまうのだった。
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きょうは、すごい雨と風でしたね。皆さんのほうは大丈夫でしたか?
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