まゆげ犬

2004年2月22日
押しかけブラザーズと名づけた野良猫。

生後5ヶ月の全身真っ白1匹と、赤トラ1匹が最近、玄関を開けておくとそのわずかな隙間から、入ってくる。

そして、「えさくれ〜〜〜、えさ〜〜〜」と鳴く。
なぜか白いやつは、こどもらしくないだみ声。

弟「おまえ、なんかたりねーなぁ・・・・。顔の部品足りないぞ」

私「白だからでしょ」

せわしなく動く白猫をじっくり見ている弟。

「あ、わかった!眉毛がないんだ!!」

私「まゆげ?(笑)」

「あるだろう、ちび太にも」

ちび太を見ると、ひげと同じように白い毛がスイスイと伸びている。

「ほんとだ、あるね、まゆげが、気づかなかった」

「こいつ、全身白だから白いひげがはえていても、見えないんだよ」

「だから、さっぱりした顔に見えるわけね、目の色もうすいグレーだし」(笑)

昔、小学生の頃の夏休みは母の実家がある盛岡で過ごした。

祖父母の家から、アイスクリームを買いに行くとその近所に、白い犬がいて、まゆげが黒いマジックで書かれていた。

四角くのりを貼ったように。

私たち兄妹は、毎年それを見て大笑いしたものだった。

誰が書いたんだろうか。

今だったら、虐待とかいうのかしら。
結局、その犬はいつも人に笑らわれていたのだろう。

さて、その眉毛は飼い主が書いたのか、近所のいたずら坊主が
書いたのか、真実はどうだか知らないけど・・・・。

黒い四角いまゆげがあるだけで、その犬はお人よしっぽく見えた。

こどもだったから、ケラケラ笑ったけど、おとなになって考えてみれば
気の毒だったなぁ。

夜になって、外は嵐のようだ。
強風に雨。

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