今日の日記
2003年11月3日僕の名前は「ちび太」ですが、最初に考えられた名前は「ちくわ」でした。
名前の由来は、僕のしっぽからきています。
ぼくは、顔からしっぽにかけて赤茶色ですが、あごの下からお腹は真っ白です。
しっぽは長くて薄い茶色、濃い茶色と段々に色がついています。
それで「ちくわ」なんだって。おにいさんがつけました。おにいさんというのは、おねえさん(あかり)の弟のことです。
でも、やっぱり一番面倒をいろいろ見てくれるは、おねえさんとおかあさんでしょ。
ぼくを発見、保護してくれたときから、「ちびちゃん」とか「ちびたん」とか呼ばれてたので
やっぱり「ちび太」のほうが、呼びやすいということで「ちび太」となったわけです。
きょうは、おねえさんが日記を書くそうです。
病院から帰ると「この子、オスだって。『あなた、この猫飼うの?』って聞かれたから、いえ、目が治って食べ物を探して歩けるくらいになったら、放します、って言っておいたよ」と家族に伝えました。
そうなんです、うちはペットを飼うのは絶対禁止!の家だったんです。
お世辞にも、かわいいとは言えないこの子猫。
目やについていて、そのためか目が細くてきつい表情をしています。
鼻水が鼻の下で固まって黒くなっていて、かわいいというより、汚い猫という顔でした。
ペットボトルの2リットルサイズ2本にぬるま湯を入れ、それに冬の間にはいていたパイルの厚地の靴下を上下からかぶせ、段ボール箱に入れました。
さっきからミーミー鳴いるちび太をその上に乗せると、暖かさが伝わってきたのかホッとしたように鳴きやみました。
やがて、丸くなって生きてるの?と何回も心配してのぞきこむほど、何時間も眠り続けました。
おそらく、何日も安心して眠ることができなかったのでしょう。
だいぶ疲れていたのかもしれません。
ちび太が眠ってる間に、ペット用品を置いている店2軒をまわり、子猫用粉ミルクと哺乳瓶を買ってきました。
ミルクの缶に書いてある容量通り作って、ちび太を左手で持ち上げ、乳首の部分を口元に持っていってやっても、ちび太は顔をそむけて鳴き、全然飲んでくれません。
時間をかけてもいやいやをするように、手足をばたつかせるだけでした。
そこで、猫用のまぐろの缶詰があったので、それをわり箸の先にほんの少し乗せて与えたら、ペロリとなめ、もぐもぐしだしました。
「あ!食べた〜〜」覗き込んでいた家族の頭が離れ、みんな笑顔になりました。
でも、まぐろ缶はおとなの猫用でしょう。先生に言われたように粉ミルクを飲ませねば!
ちょうど粉ミルクの缶に「お客様相談室」というのがあったので、電話をしてみました。
「ミルクをとかすとずいぶんドロっとして哺乳瓶から出てこなくて、全然飲んでくれないんですけど量はこれでいいんですか?」」
「書いてあるとおりでいいんです。母猫のおっぱいもそういうものなんです」
「あ〜そうなんですか。濃いんですかぁ。まぐろ缶は食べてくれるんですけど。風邪をひいているうえに、4日間ほど何も食べてないんです」
「あ、それですよ、風邪をひいているからにおいがわからないんでしょう。まぐろ缶はにおいが強いからわかるんですよ!じゃ、とりあえずまぐろに粉ミルクをふりかけて与えてみてください」
ほ〜、目からうろことはこのことでした。
そうか、鼻が詰まってるのね〜。
そして少しずつ、混ぜていれ徐々に粉ミルクのほうを多くして与えました。
哺乳瓶はいやがるので、ぬるま湯でといた粉ミルクをお皿に入れると、自分でペロペロなめるように
飲んでくれました。
普通なら、まだ母親のおっぱいだけしか知らないのに、お皿のミルクを一生懸命なめる様子はなんともふびんでした。
そして、何よりちび太の生きよう、とする姿を見てるとなんとしても、元気にしてやりたいという思いが私たちの中で大きくなっていきました。
飲んだ後のちび太の顔は、口の周りとあごまでミルクがついてびっしょりなっています。
なんとまぁ、ひどい顔!それをぬれたタオルでふいてやると、これもまた手足をばたつかせていやがり、ふきとれないままにしてると、口のまわりの毛がガビガビになって毛が束になってしまったり。
お皿は直径が6センチほどのものなのですが、なめるときお皿の中に手を入れてしまうので、食べ終わった後は1歩あるくごとに手をプルプルっとするので、みんなで大笑いをしました。
食事がすむと、薬です。
母の案で、ちび太を仰向けに持ち、布で着物を着せるようにして手足を包みこみました。
こうすると手足をばたつかせないので、そのすきに、スポイトのついたシロップを口の横からチュッと入れると、ミーと鳴いてコクンと薬を上手に飲んでくれました。
目につける軟膏は指につけてサッと両目に塗りました。
ちび太の目の色は、グレーでした。
名前の由来は、僕のしっぽからきています。
ぼくは、顔からしっぽにかけて赤茶色ですが、あごの下からお腹は真っ白です。
しっぽは長くて薄い茶色、濃い茶色と段々に色がついています。
それで「ちくわ」なんだって。おにいさんがつけました。おにいさんというのは、おねえさん(あかり)の弟のことです。
でも、やっぱり一番面倒をいろいろ見てくれるは、おねえさんとおかあさんでしょ。
ぼくを発見、保護してくれたときから、「ちびちゃん」とか「ちびたん」とか呼ばれてたので
やっぱり「ちび太」のほうが、呼びやすいということで「ちび太」となったわけです。
きょうは、おねえさんが日記を書くそうです。
病院から帰ると「この子、オスだって。『あなた、この猫飼うの?』って聞かれたから、いえ、目が治って食べ物を探して歩けるくらいになったら、放します、って言っておいたよ」と家族に伝えました。
そうなんです、うちはペットを飼うのは絶対禁止!の家だったんです。
お世辞にも、かわいいとは言えないこの子猫。
目やについていて、そのためか目が細くてきつい表情をしています。
鼻水が鼻の下で固まって黒くなっていて、かわいいというより、汚い猫という顔でした。
ペットボトルの2リットルサイズ2本にぬるま湯を入れ、それに冬の間にはいていたパイルの厚地の靴下を上下からかぶせ、段ボール箱に入れました。
さっきからミーミー鳴いるちび太をその上に乗せると、暖かさが伝わってきたのかホッとしたように鳴きやみました。
やがて、丸くなって生きてるの?と何回も心配してのぞきこむほど、何時間も眠り続けました。
おそらく、何日も安心して眠ることができなかったのでしょう。
だいぶ疲れていたのかもしれません。
ちび太が眠ってる間に、ペット用品を置いている店2軒をまわり、子猫用粉ミルクと哺乳瓶を買ってきました。
ミルクの缶に書いてある容量通り作って、ちび太を左手で持ち上げ、乳首の部分を口元に持っていってやっても、ちび太は顔をそむけて鳴き、全然飲んでくれません。
時間をかけてもいやいやをするように、手足をばたつかせるだけでした。
そこで、猫用のまぐろの缶詰があったので、それをわり箸の先にほんの少し乗せて与えたら、ペロリとなめ、もぐもぐしだしました。
「あ!食べた〜〜」覗き込んでいた家族の頭が離れ、みんな笑顔になりました。
でも、まぐろ缶はおとなの猫用でしょう。先生に言われたように粉ミルクを飲ませねば!
ちょうど粉ミルクの缶に「お客様相談室」というのがあったので、電話をしてみました。
「ミルクをとかすとずいぶんドロっとして哺乳瓶から出てこなくて、全然飲んでくれないんですけど量はこれでいいんですか?」」
「書いてあるとおりでいいんです。母猫のおっぱいもそういうものなんです」
「あ〜そうなんですか。濃いんですかぁ。まぐろ缶は食べてくれるんですけど。風邪をひいているうえに、4日間ほど何も食べてないんです」
「あ、それですよ、風邪をひいているからにおいがわからないんでしょう。まぐろ缶はにおいが強いからわかるんですよ!じゃ、とりあえずまぐろに粉ミルクをふりかけて与えてみてください」
ほ〜、目からうろことはこのことでした。
そうか、鼻が詰まってるのね〜。
そして少しずつ、混ぜていれ徐々に粉ミルクのほうを多くして与えました。
哺乳瓶はいやがるので、ぬるま湯でといた粉ミルクをお皿に入れると、自分でペロペロなめるように
飲んでくれました。
普通なら、まだ母親のおっぱいだけしか知らないのに、お皿のミルクを一生懸命なめる様子はなんともふびんでした。
そして、何よりちび太の生きよう、とする姿を見てるとなんとしても、元気にしてやりたいという思いが私たちの中で大きくなっていきました。
飲んだ後のちび太の顔は、口の周りとあごまでミルクがついてびっしょりなっています。
なんとまぁ、ひどい顔!それをぬれたタオルでふいてやると、これもまた手足をばたつかせていやがり、ふきとれないままにしてると、口のまわりの毛がガビガビになって毛が束になってしまったり。
お皿は直径が6センチほどのものなのですが、なめるときお皿の中に手を入れてしまうので、食べ終わった後は1歩あるくごとに手をプルプルっとするので、みんなで大笑いをしました。
食事がすむと、薬です。
母の案で、ちび太を仰向けに持ち、布で着物を着せるようにして手足を包みこみました。
こうすると手足をばたつかせないので、そのすきに、スポイトのついたシロップを口の横からチュッと入れると、ミーと鳴いてコクンと薬を上手に飲んでくれました。
目につける軟膏は指につけてサッと両目に塗りました。
ちび太の目の色は、グレーでした。
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